トピックス『目先の金利差』
1週間後に現金が必要なお客様が、ある手形割引業者に「本日中に手形割引 されるのであれば、金利を0.5%安くします。」と言われ、金利が安く なるのであれば早めに割引をしておいた方が得だと思い、手形割引をされたと いうお話を聞いた。 果たして本当でしょうか。手形割引料をちょっと計算してみましょう。
本日割引した場合(支払期日までの日数67日) の手形割引
3,000,000円 x 8.0% x 67日 ÷ 365日 = 44,055円
1週間後に割引した場合(支払期日までの日数60日)の手形割引料
3,000,000円 x 8.5% x 60日 ÷ 365日 = 41,918円
差額 +2,137円を多く支払ったことになる。
皆さんは、手形割引による支払利息が、金利 × 期日で計算されることを良くご存知だと思います。 手形割引業の営業マンが、自分のノルマ達成の為に月末などによくこの様 な営業手法を使っているという事を聞きます。
皆様もあわてず、ゆっくり 計算をした上で手形割引をされると良いと思います。