事業者向けのファクタリングにご注意を!
売掛金などをファクタリング会社に売却し、手数料を差し引きした代金を受け取る資金調達をファクタリングと言います。
ここ数年でよく聞く言葉になったと実感しております。
最大のメリットは、入金サイクルを短縮でき、資金繰りの改善に期待できる点です。
一方で、最近では貸金業者などが利息制限法を潜脱する目的でファクタリング業者を名乗り、違法な利息分を割り引く被害が頻発しています。
実態はというと、ファクタリングに利息制限法が適用されないことに業者が着目し、ファクタリング手数料の名目で利息制限法の上限を超える金額を請求しているようです。
下記のような場合は、悪質業者の可能性を否定できないケースとなりますので該当しましたら注意が必要です。
例えば、事務所がレンタルオフィス、あるいは事業所がそもそも無い場合や、指定される連絡先が携帯電話のみで営業している場合。また見積書が不明瞭であったり、見積書を提示しない場合。さらには、ファクタリング契約と言いながら、小切手や手形を担保として預かったり、信用情報に記載されないので簡単に利用可能というセールストークで契約内容を十分に説明しない場合などなど。
ですので、電話応対や相見積りなどで異常な点は無いかを注意して慎重に業者を選択しましょう。まずは日本貸金業協会の悪質業者実例検索で該当していないか確認してください。
弊社のお客様には、ファクタリングは複雑で怖いというイメージをお持ちのため、翌々月末の現金より翌月末の手形集金にしてもらい、手形割引にて資金調達をされていらっしゃる方がいます。
何が安全かを考えて、慎重な取引を心がけてくださることをお祈り申し上げます。
投稿者:mizoguchi