手形割引の日栄倉庫株式会社

帝国データバンクのセミナーに参加して

この前、帝国データバンクのTDB経営セミナーに参加してまいりました。統括部長様より2024年の景気動向についての講演がありまして、アフターコロナの回復はサービス業と建設業が先行し、他の業種はまだまだ回復途上にあるとのことですが、2024年度の景気見通しに関する企業の意識調査では「景気上向き予想」の企業が前年度から拡大しているとのことでありました。

今後全業種の景気が上向く事を切に願っております。

約束手形の決済、60日に短縮へ

先日の新聞にて、政府が取引の後払いに使用する約束手形の運用を約60年振りに改めるそうです。

結論から言うと、決済期限を従来の原則120日→60日に厳格化する下請法の運用見直しとのようですが、、、

上場企業で資金的に余裕がある企業は既に60日サイトの手形になっているケースも見られますが、中小企業ならどうなるのだろうかと考えるばかりです。

資金繰りに余裕のない企業がルールを守ろうと60日手形を発行する、でも実は余裕がないから従来の末締め翌月末の120日手形を15日締め翌々末の60日手形など抜け道を探そうと必死になるんじゃないかと考えます。受け取る方も、早く手形をもらった方が手形割引できるし、選択肢が広がるはずなのに、締めてから回収までの期間が長ければ逆効果のような気もします。

あくまでも資金的弱者である中小零細企業を助ける施策になることを願うばかりです。

でんさいの普及率について

政府、産業界、金融界では2026年の約束手形の利用廃止に向けた取組を行っていますが、当社の紙の手形とでんさいの割引残高を比較したところ以下の結果となりました。

・22年2月1日  手形91.1% でんさい8.9%

・23年2月1日  手形85.3% でんさい14.7%

・24年2月1日  手形76.1% でんさい23.9%

でんさいの割合が3割以下で利用廃止まで残り2年となりましたが、まだまだ紙の手形が多い印象です。

でんさいでお困りの方は当社でんさいサイトをご覧ください。https://www.densai.biz/

ごあいさつ

この度の令和6年能登半島地震により被災された皆様、ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
被災された皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

日本貸金業協会の新会長様が当社へご来社されました

倉中新会長様が当社へご来社頂き、最近の金融情勢や業界の状況について意見交換をさせて頂きました。

事業者向け金融においてはコロナ融資の返済が始まり、同時に経済活動も活発となり全国的に資金需要が増えてきているとお伝えいたしました。

協会では、貸金業者以外での債務が増えている状況を鑑み、他業種への注意喚起と協力を積極的に行っているとの事でした。

当社から債務者の相談窓口として協会のLINE公式アカウントを作られる事をご提案させて頂きました。

当社も一事業者ではありますが、業界や資金需要者様のお役に立てるよう努力してまいります。

紙の手形を分けてもらうこともあり

この前お申込み頂きましたお客様ですが、紙の手形1枚400万円を割引したいとのお申込みがありました。資金繰りとしては200万円必要であり、本音としては余分な利息を払わなければならないので200万円の手形だったら良かったのにということでした。

でんさいでしたら必要な金額だけ分割して割引も出来ますが・・・

お客様には振出先の会社によっては事前に(例100万円×4枚)分割を希望すれば対応してもらえる場合もありますとのアドバイスをさせて頂きました。

 

 

 

手形の特徴

先月、中部地方の企業様よりお問い合わせをいただきました。

お話を伺うと、「地元の手形割引業者を利用していたが、突然の廃業にて困ったのでネットで調べて相談した。」との事。

手形割引の費用をお伝えしたら、費用も納得していたただいたのですが、手形郵送は非常に心配だと感じていらっしゃいました。お客様からご依頼いただいた手形は他のお客様でも割引している企業の手形でしたので手形の特徴を先にお伝えしたところ、本当に全国から手形が集まっていると信用していただくことができました。

初めてのお取引は慎重にならざるを得ないと思います。日栄倉庫㈱は少しでもお客様の不安を解消して、安心・安全な取引に努めて参りますので、急な手形割引・でんさい割引にお困りの方は是非お問い合わせ下さい。

メガバンク手形・小切手の発行停止

新聞の記事によりますと、三菱UFJ銀行みずほ銀行2024年1月から新規の当座預金口座開設者を対象に、紙の手形・小切手の発行を停止、さらに2027年4月以降を期日や振出日とする手形・小切手の受付も止めるとの事です。

政府は手形・小切手を2026年をメドに全廃を目指しており、先ずは大手メガバンクから歩調を合わせたもので、今後は地方銀行にもこういった動きが広がるものと思われますが、今現在、当社の紙の手形・でんさいの割合としては、8対2で紙の手形の比率が高くでんさいの普及率が紙の手形を逆転するまでにはまだまだ時間がかかるものと思われます。

そのくらいの差なら、、、

2年程前に初めてのお問い合わせをいただいたお客様から再度のお問い合わせをいただきました。

2年前は銀行枠をオーバーするからとの理由でしたが、銀行の支店長が支店長決裁にて枠オーバーの手形割引に対応してくれた為に、前回はキャンセルとなりました。

今回は、「決算書を提出したら、赤字を理由に時間がかかると言われ、なおかつ確実に割引できるとは言い切れないと言われ心配になったので相談した。」との事でした。

弊社の手形割引は、手形の振出人を調査しての判断ですので、すぐにも手形割引が可能である事、年利5%程度で出来る事をお伝えしました。

すると、「確実に銀行で手形割引できるとは限らないし銀行は年利3%後半くらいだから、そのくらいの差なら、ぜひお願いします。」と即決していただきました。

後で聞いたお話ですが、弊社をお客様が覚えていた理由は、初回コンタクト時の電話応対だそうです。常日頃から意識はしておりますが、不安なお客様の問題解決を図る上で改めて電話応対の大切さを認識させていただく経験となりました。

良い手形をより安くをポリシー

当社の考えとして良い手形をより安くをポリシーとしております。お問い合わせの手形につきましては、振出先企業様の信用状態によってはお断りさせていただく場合もございます。上限金利は業界最安となっておりますのでご理解の程よろしくお願いいたします。

残念ながら当社にてお断りさせて頂きました振出先につきましては、改めてご自身にて取引先の信用照会をされる事をお勧めいたします。

 

社内情報システムに約50万社の企業情報を保有・随時更新。半世紀以上の業歴と豊富なノウハウでお客様の手形割引にお応えいたします。